
商社ってなに?仕組み・種類・職種まで徹底解説!
そもそも「商社」って何をしているの?
就活生に人気の業界「商社」。
でも「かっこいいから」「グローバルだから」など、イメージ先行で本質を理解していない人も多いのでは?
商社とは、一言でいうと“企業と企業をつなぐ仲介役”
例えば、A社が製造した商品をB社が必要としているときに、両者をマッチングし、商談をまとめるのが商社の仕事です。
📌 ここがポイント!
商社の多くは「在庫を持たない」ビジネスモデルです。自分たちで商品を作ったり、在庫を抱えたりせず、**“売買の橋渡し”**を行います。
商社のビジネスモデル(図解)
🟦 図:商社の仕組み(BtoB仲介)

このように、商社は「流通の黒子」として機能しています。
商社は2種類ある!「総合商社」と「専門商社」
「総合商社」
- 多岐にわたる商品(鉄鋼、食品、エネルギー、化学品など)を扱う
- 世界中にネットワークを持ち、インフラ事業や投資事業も行う
- 例:三菱商事、伊藤忠商事、住友商事など
📊 グラフ:総合商社の主要事業構成比(例:三菱商事)
部門 | 売上比率 |
---|---|
エネルギー | 30% |
金属資源 | 20% |
食品・生活関連 | 25% |
その他 | 25% |
「専門商社」
- 特定のジャンルに特化した商社(例:食品専門、化学品専門)
- 商品知識が深く、取引先との関係が密
- 例:伊藤忠食品(食品)、長瀬産業(化学品)
📌 豆知識:商社の中でも、専門性を極めた専門商社は中堅企業にも多く存在し、ニッチな分野で強みを発揮しています。
商社にある主な職種とは?
職種 | 説明 |
---|---|
営業職 | クライアントのニーズを把握し、適切な商品やサービスを提案・交渉。国内外の出張も多く、語学力や交渉力が必要。 |
総合職 | 営業や企画、海外駐在など幅広い業務に携わる。ジョブローテーションでキャリア形成。 |
経理・財務職 | 売買の取引記録や、決算処理・送金管理など。国際会計知識が求められることも。 |
ロジスティクス | 輸出入手続き、納期・在庫管理など。円滑な物流を支える重要な役割。 |
法務・契約管理 | 国際取引に必要な契約書の作成、リスク管理。英語でのリーガルチェックも頻繁。 |
商社の魅力って?
✅ グローバルに活躍できるチャンス
✅ 高年収・高待遇(特に総合商社)
✅ プロジェクト単位でのダイナミックな仕事
📊 データ:主要総合商社の平均年収(2023年時点)
企業名 | 平均年収 |
---|---|
三菱商事 | 約1,600万円 |
伊藤忠商事 | 約1,450万円 |
住友商事 | 約1,300万円 |
【まとめ】商社を目指すなら、まず“仕組み”を理解しよう!
商社は「ものを売る仕事」ではなく、「人と人・企業と企業をつなぐ仕事」。
特に総合商社と専門商社では扱う範囲や役割が大きく異なります。
商社を志望するなら、まずは「何を扱いたいか」よりも、
「どんな役割を果たしたいか」「どんなフィールドで活躍したいか」を考えることが第一歩です!
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